ガスコンロ つかない

前回に引き続き、ガスコンロがつかないときの見るポイントの紹介をさせていただきます。

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一般的なガスコンロのバーナー部分です

 

まず、チッチッチッチの音はするけど火が付かないと修理の電話がきます。

今朝までは付いたのにとか、午前中は付いたのに、さっきは付いたのに、昨晩は付いたのに、と皆様コンロがいつまで使えていたかそれぞれ違います。

 

まず一番最初に見てもらいたいのが、上記の写真の真ん中より少し右側にある白い部品です。

この部品はチッチッチのスパーク(火花を散らす)をするための部品で、この部品の先端は尖っていてシャーペンの芯のようなものがついています、この部品にゴミや、油、水などが付着してしまっていると、火花が思うように出なかったり、行かなくてはいけない方向に行かなかったりと、点火を妨げてしまいます。

熱くないことを必ず確認して!!

水など水分がついている場合は拭いてあげて下さい。

ゴミなどがこびれついてしまっている場合は、金ブラシなんかで軽く磨いてあげると取れます(歯ブラシでは柔らかすぎて取れないケースが多い)

軽くの理由が、ガラス天板やホーロー天板、その他のカバー類に傷がついてしまう事もあるので、あくまで慎重におねがいします。

詳しくは取り扱い説明書を参照ください。

 

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このようにバーナーキャップと言う上に乗っかっている部品を外すとやりやすいです。

※必ず冷めたのを確認してから行って下さい。

 

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バーナーキャップの裏側

外したバーナーキャップもチェック!

丸い形に一ヶ所出っ張っている場所があります、この部分が先ほどスパーク(火花を受信)する部分になりますのでここも汚れや濡れていると火が付きません。

本体に戻せなくなったと良くお問い合わせを頂きますが、この出っ張りを白い部品に被せるように置くとすんなりハマるかと思います。

(機種によっては、右側と左側が若干違う形ではまらないものもあります)

最近のガスコンロは左右どちらもデフォルトで両側強火力になっています。

 

今回紹介した、お手入れはチッチッチとスパークの音はするけどつかないとか、付きにくい場合のお手入れ方法でした、次回は違う症状の時のお手入れ方法をご紹介したいと思います。

 

尚、お手入れの仕方を間違えると、かえって症状が悪化したり、傷がついてしまったりする場合が考えられますので、必ず取り扱い説明書を参照の上お手入れを行って下さい。